倉庫管理は本当にきつい?
現場の本音を公開
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副業で始めたアルバイトで倉庫の現場管理(工程管理)の面白さに気づいたK.Yさん。入社2ヵ月で現場管理者として独り立ちし、バリバリと仕事をこなしながら、家庭では3児のママとして奮闘中です。現在15~20名ほどのワーカーを束ねるK.Yさんに、仕事のやりがいやワーカーとの信頼関係についてお聞きしました。

信頼で動く現場づくり
飲食業や役所勤務を経て、働く充実感を求めて物流業界に転職したK.Yさん。副業時代に感じた現場運営への関心がきっかけで、正社員としてファイズオペレーションズに入社。工程管理者として現場をまとめながら、育成にも意欲的に取り組んでいます。子育てと両立しながらも、自身の仕事に責任と楽しさを見出し、現場に好循環を生み出しています。
やりがいを求め
異業種から転職した理由
「バリバリ働く」を
叶えるため倉庫管理へ
2024年1月に中途で入社し、15〜20名のワーカーさんを管理する現場管理の仕事をしています。
飲食業で15年、その後1年は役所で受付業務をしていたのですが、「もっとバリバリ仕事したい」と思い、副業でファイズオペレーションズではない別の会社の倉庫作業者のアルバイトを始めました。
アルバイト先で社員の方の動きを見て、「自分もやってみたい」「自分だったらこう動きをするかな」と、倉庫の社員として働くイメージを持てたんです。その時、ちょうどファイズオペレーションズの社員募集を見つけて応募したのが入社のきっかけです。
応募する前、動画やネットの口コミで実際に倉庫で働いたことがある人の情報に目を通していました。すべてを鵜呑みにするわけではないのですが、「社員は生産性に厳しい」などの声も見かけたので、少し不安はありました。
実際の現場は、自分が事前に調べて想像していたよりもずっと和気あいあいとしていて、良い意味でイメージが変わりました。
倉庫管理の大変さ
「独り立ち」初日のリアル
独り立ちされたのですか?
2ヵ月目で独り立ちしました。私は一人で現場を任されるまでの期間が割と早かったので、そこを乗り越える大変さはありました。
当初はもっと早くに「この日から独り立ちだよ」と言われていたのですが、不安があったので正直に「ちょっと難しいです。自信がありません」とお伝えしたのを覚えています。調整していただいたものの、その時は「お時間をいただけるなら、やります」と腹をくくってお返事しました。
いつか独り立ちする日が来るし、先輩や周りが助けてくださる環境もあったので、もう「やるしかない」という感じでした。
初日は本当に、自分に余裕がなく、1分1秒を張り詰めて取り組んだ日だったと思います。結果、問題なくこなせたということが、疲労よりも大きな自信につながったと思いますし、やり切れたことは今でも良い経験だったと感じます。
倉庫管理の仕事の流れとやりがい
出勤直後に、その日全体の流れと必要な人員を確認。工程ごとに問題が起きないよう、あらかじめ想定を立てておきます。
10:00
ワーカーさんが時間差で出勤するため、朝礼は計3回に分けて実施。作業内容や注意点を共有し、それぞれの担当工程に配置します。
工程調整
作業がスムーズに進むよう、進捗を見ながら人員を入れ替えるなど柔軟に対応します。新しいワーカーさんへの声かけや作業指示も欠かせません。
1時間の休憩を取ります。
作業状況を確認し、必要に応じて翌日のシフト調整や報告内容の整理を行います。
18時半に退勤後、自転車で急いで帰宅して子どもたちの夕飯を作り、ゆっくりと1日を終えます。
現場管理は作業ではなく、
工程を“動かす”仕事
やりがいは「チームで一つの
目標に進めること」
現場管理は、ワーカーさんのように作業を直接行うわけではありません。混同されがちですが、それぞれ役割がまったく異なっています。
ワーカーさんには、こちらからお願いする指示に従って作業していただき、現場管理は現場を取りまとめる役割です。誰に何をしてもらい、何時までに終わらせるという計画を立てたり、目標数値に届くように取組みを考えたりもします。時には、ワーカーさんの健康管理も含めて全体を見て、工程を整えるのが仕事です。
大変さよりも、楽しい方が大きい仕事だと思います。ワーカーさんと一つの目標に向かってみんなで協力して、力を合わせて進んでいけるところや、自分の取り組み次第で現場を変えることができるところ、生産性や作業の改善が結果に現れるところにやりがいを感じています。
子育てと両立できる?
働き方の工夫
「仕事をバリバリやりたい」と思って入社はしたものの、3児の母であり家庭もあるので、入社時にワークライフバランスを大事にしたいということは伝えていました。もし無理を感じたときには、先輩や上長にも相談できる環境があるので安心感があります。
シフトの調整に頼りきるのではなく、いかに残業せず業務を終えられるかを追求しながら取り組んでいます。家庭も仕事も100%の力を出せるようにやっていきたいので、そのためにワーカーさんとの協力関係を大事にしています。
一番大事なのは「信頼と連携」
みんなが同じ方向を向く関係性が大事
急な欠勤やシステムトラブルなど、現場ではいろいろなイレギュラーが発生しますが、イレギュラーから得られる学びは多いと思います。そうしたときも上長のフォローが入ったり、各部署で話し合ったりするので、現場管理としてひとりで負担を感じることはありません。
ワーカーさんが「どうしたらいいのかわからない」と現場が混乱しないよう、指示や管理をするのが現場管理の役目です。
やはり私一人の力では何もできなくて、皆さんがいてくれてこそ現場管理の仕事が成り立っているので、ワーカーさんの意見をよく聞いて、それに添うように動くようにしています。いただいた意見に添えないときは、どうして難しいのか納得してもらえるまで説明をして、同じ方向を向いて進んでいくことを一番大事にしています。
現場管理としての今後の目標

最初の1ヵ月は、未経験では分からないことや困ることがたくさんあると思いますが、迷わずいろんな人に聞いてください。ベテランのワーカーさんや、先輩や上司に相談するということがやっぱり一番大事かなと思います。
私も今、少しずつ関わらせてもらっていますが、さまざまなところで人材育成に関する業務に携わっていきたいと思っています。
K.Yさんが話してくれた“きつさ”とは、現場を任される責任の重さや、時間内に工程を収めるための緊張感のこと。作業を担う立場ではなく、現場を動かす側だからこそ、一つひとつの判断や声かけが現場の結果に直結します。
- 独り立ちの初日、“やるしかない”と覚悟を決めた経験
- 残業ゼロを目指して前工程まで調整する判断力と先回り
- 対話を積み重ねて信頼を築くことで、働きやすさを向上
「きついかもしれない」とためらう気持ちを乗り越えて、現場でしか味わえない面白さややりがいを、K.Yさんは見出していました。家庭と両立しながら責任あるポジションを担う姿は、働き方に悩む多くの人にとって、現場管理の新しいイメージになるはずです。
株式会社

(https://op.phyz.co.jp/)
現場の一歩先を考える仕事
ファイズオペレーションズは、大手ECの物流を支えるパートナーとして、
関東・東海・関西・九州エリアの倉庫現場を運営しています。
流れを整える力が、物流業界内での信頼につながっています。
“人と現場を動かす”プロフェッショナルとして、社会の流れを支えながら、物流の前線を走り続けています。