倉庫管理に資格は必要?
未経験からの成長ルート
スポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
倉庫の現場管理(工程管理)に求められるスキルと、あると便利な資格について解説するページです。未経験からステップアップするための方法や、働いているうちに身につく能力について詳しくお伝えします。
倉庫管理の仕事に
資格は必要?
資格がなくても始められる
倉庫の現場管理(工程管理)の仕事は、特別な資格や経験がなくても始めることができます。成長意欲があれば未経験者でも歓迎される拠点が多く、入社後に必要なスキルや知識は、実務を通じて段階的に身につけていくことができます。つまり、「物流業界に興味はあるけれど専門知識がない」という方でも安心してスタートできるのが現場管理(工程管理)の仕事です。

多くの現場では、入社後はピッキングや検品などの基本作業から始め、徐々に責任のある管理的な業務へステップアップしていく仕組みが用意されています。e-ラーニングなどの安全管理の基礎を学ぶコンテンツが用意されている場合もあり、自分のペースで仕事を覚えながら、着実にスキルを磨くことが可能です。
成長に応じて活かせる
資格がある
現場管理(工程管理)の仕事は、スタート時に資格は必要ありませんが、キャリアを積むにつれて様々な資格取得のチャンスが広がります。これらの資格は、業務の幅を広げるだけでなく、給与アップやキャリアアップにもつながるため、積極的に学びを深めることをおすすめします。
未経験スタート
「最初の1ヵ月」の働き方
全国に拠点を構える
EC物流倉庫の例
出勤初日
まずは倉庫の上長に挨拶から。大規模な拠点だと社員同士が顔を合わせるタイミングも少ないため、社内に向けてメールでも挨拶します。その後、倉庫内を案内してもらい、勤務場所や今後のシフトについて説明を受けます。
2日目~2週間目
拠点ごとのオリエンテーションで、業務内容や倉庫内のルールの確認、安全講習などを受けます。ピッキングや仕分けなど、実際の作業に少しずつ入りながら、自社オリジナルのe-ラーニングも並行して行います。現場管理(工程管理)の基礎学習を進めるe-ラーニングは、1週間に1時間ごと、計12回のプログラムとなっています。
2週間目~1ヵ月目
実作業に慣れてきたら、「トレーナー」にステップアップします。トレーナーは新人に作業を教える役割で、15~20人くらいの作業者を管理する立場です。次のステップである「リーダー」昇格に向けて、現場管理(工程管理)の基礎固めをしていきます。
キャリアステップ
現場管理(工程管理)の仕事は、作業者と管理者で役割が分かれており、管理者にはスキルに応じたキャリアステップが用意されています。一般的な成長過程は、以下の4ステップに分けられます。
【STEP1】現場OJT
まずは、実務を通じた研修(OJT)を行います。基本的な業務フローや倉庫内のルール、安全管理などについて学び、工程把握の実務に備えます。企業によっては、仕事のスタンスや専門用語などを学べるe-ラーニング講座を用意しているところもあります。
【STEP2】工程把握
ピッキングや仕分けなど一連の作業を体験することで、工程全体を把握します。単に作業内容を覚えるだけでなく、「なぜこの作業が必要なのか」「どうすればより効率的に行えるか」という視点を持つことで、管理者になったときの業務に活かすことができます。
【STEP3】トレーナー・リーダー
一通りの作業を覚えたら、まずは小さなプロセスの管理をしていく「トレーナー」の役割が与えられます。新人の作業者に作業を教えたり、数十人の作業者を統率して一つの部署・工程を管理します。さらにスキルを積むと、トレーナーを通して指示を送る「リーダー」になります。
【STEP4】SV候補
リーダーになると、SV(スーパーバイザー)候補としてキャリアアップのチャンスがあります。SVとは、拠点全体のプロセスを管理するポジションです。SVは原則として1拠点に1人の配置であり、巨大な拠点の場合は何十もの部署を統率する立場になります。すべての工程について熟知し、何百人ものスタッフをまとめあげる強いリーダーシップが求められます。
未経験者でも
早期に身につくスキル
リーダーシップ
現場管理(工程管理)の現場では、パートやアルバイトスタッフ、派遣社員、運送業者など、立場や役割の違う人々をまとめて動かすリーダーシップが求められます。単に指示を出すだけでなく、チーム全体で共通の目標に向かって進めるように、個々のモチベーションを高めたり、的確なアドバイスを送ったりしながら周囲を巻き込む力が欠かせません。
リーダーシップを身につけるには、相手の立場や状況をよく理解した上でコミュニケーションする能力が必要です。作業ミスやイレギュラーの事態が発生したときにも、冷静に現場の声に耳を傾けた上で、問題解決に向けた思考ができるロジカルさも求められます。
行動計画力

現場管理(工程管理)の現場は、入荷・検品・保管・ピッキング・出荷などの業務が同時並行で進んでいきます。一日の業務を効率的に進めるためには、計画力と実行力が不可欠です。タスクを細かく分けて精度の高い工数の見積りを行い、時間とリソースを適切に配分します。優先順位の判断や進捗管理の能力は、実務を通じて鍛えられます。
あわせて、計画通りに進まないときの修正力や柔軟性も必要です。現場管理(工程管理)の仕事には予期しないトラブルがつきもの。そんなときにも冷静に対応し、計画変更を受け入れるための余力管理スキルも大切になります。
「報連相」×自分で判断する力
現場管理(工程管理)の現場では、大量の情報がリアルタイムで更新され、刻一刻と状況が変化しています。その中で正確な情報を収集し、適切に報告・連絡・相談(報連相)することで、大きなトラブルを未然に防ぎ、円滑な管理業務が可能になります。
また、集めた情報をもとに迅速な判断を下すことも、現場を動かす上で非常に重要です。正しく状況を把握してリスク予測を行い、責任に応じて自分で判断する力も求められます。多くの経験を重ねるうちに判断力が鍛えられ、それにともなって行動計画力やリーダーシップの向上にもつながります。
将来的に活きる資格
衛生管理者
労働安全衛生法に基づいて、事業場の衛生管理を行う資格者です。事業場の衛生環境の管理や労働災害の予防、従業員の健康管理などの役割を担います。衛生管理者に選任された場合、5,000円程度の手当が支給される企業もあります。
はい作業主任者
「はい」とは、倉庫に積み重ねられた荷物の集団のことで、荷を積み重ねる作業を「はい付け」、荷を持ち出す作業を「はいくずし」といいます。「はい作業主任者」は、これらのはい作業の方法や順序を決定し、安全に作業を行うために現場を指揮する担当者です。
派遣元責任者
派遣労働者に対して雇用管理や労務管理、派遣先での安全配慮などを適切に行うための資格です。取得には、厚生労働省の指定機関が実施する派遣元責任者講習を受講し、派遣法や労働基準法に関する知識を学ぶ必要があります。派遣元責任者に選任された場合、5,000円程度の手当が支給される企業もあります。
職業紹介責任者
採用や育成、キャリア開発など、人材に関する分野で貢献できる資格です。現場のニーズを的確に把握して求める人材を理解できる能力を示すもので、人材紹介会社と連携する際に役立つスキルです。職業紹介責任者に選任された場合、5,000円程度の手当が支給される企業もあります。
倉庫管理主任者
倉庫業法第十一条で定められている倉庫の管理者の資格です。倉庫の適正な運営管理、作業方法の改善、防火管理など、倉庫管理業務全般に関する知識とスキルが求められます。実務要件を満たすか、国土交通大臣が定める講習を受けることで倉庫管理主任者になることができます。
フォークリフト運転技能講習
倉庫内の荷物運搬を行うフォークリフトの運転に必要な資格です。最大荷重1t以上のフォークリフトを運転する際には、労働安全衛生法に基づく運転技能講習を修了することで取得できます。フォークリフトの最大荷重が1t未満の場合は、事業者が実施するフォークリフト特別教育によって要件を満たします。
