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物流における3PLとは?

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求人票や企業サイトで見かける「3PL」という言葉。なんとなく物流に関わるものだとわかっても、具体的に何を指すのかイメージしにくい方も多いのではないでしょうか。この記事では、3PLの意味から似た言葉との違い、働き方まで、わかりやすく解説します。

3PLとは?一言でいえば「物流をまるごと請け負う仕組み」

3PLとは「Third Party Logistics(サードパーティー・ロジスティクス)」の略称で、荷主でも運送会社でもない“第三者”が、荷主企業の物流業務を包括的に引き受ける形態を指します。法律上の明確な定義はありませんが、1997年に閣議決定された国の「総合物流施策大綱」では、「荷主に対して物流改革を提案し、包括して物流業務を受託する業務」と位置づけられています。かみ砕くと、「モノを預かって運ぶだけでなく、“どう流すのが最適か”の提案から任される仕事」です。

参照元:国土交通省「日本における3PLビジネスの育成に関する調査」概要

1PL・2PL・3PL・4PLの違いを一覧で理解する

区分担い手担当範囲例
1PL荷主企業・メーカー自身自社で物流を完結自社便・自社倉庫
2PL運送会社・倉庫会社輸送や保管など一部を受託トラック運送、営業倉庫
3PL第三者の物流事業者企画提案から実行まで包括受託EC事業者の物流(受注〜発送)を体制づくりから一括受託
企業物流の一括受託
4PLコンサル型事業者資産を持たず全体の設計・統括物流コンサルティング会社
複数の3PL事業者を束ねる統括事業者

3PLの本質は「荷主の立場に立って、物流全体の最適化を提案・実行できる」点にあります。

3PLのアセット型とノンアセット型とは

アセット型

倉庫・車両・システムを自社で保有するタイプです。現場を直接コントロールでき、教育や改善のスピードが速い一方、保有設備の範囲に提案が寄りやすいという側面もあります。

ノンアセット型

資産を持たず他社と提携して物流を組み立てるタイプです。荷主に合わせて柔軟に最適な体制を組める反面、複数社が連携するため意思疎通に工夫が必要です。

3PLと「倉庫業」「物流代行」は何が違う?

倉庫業物流代行3PL
主な役割保管が中心保管・ピッキング・梱包・発送の作業代行作業に加え、物流体制の設計・改善提案・運用設計
関わり方契約に基づく保管・入出庫定型運用の代行パートナーとして継続改善
成果保管スペースの確保工数削減・出荷の安定コスト最適化+品質改善

なお、実際には倉庫業の登録を持つ会社が3PL事業を手がけるなど、これらの区分は重なり合っています。求人を見るときは、会社の区分よりも「どこまでの業務を任されるのか」に注目するとイメージしやすくなります。

物流全体を管理する仕事と、倉庫の中を管理する仕事の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

3PLが広がる理由とメリット・デメリット

EC市場の拡大、物流の2024年問題、深刻な人手不足を背景に、物流を専門の事業者に任せる3PLへの関心が高まっています。

荷主側のメリット

  • 本業に集中できるようになる
  • 固定費の変動費化によるコストの最適化
  • 標準化による品質の安定
  • 繁忙期の波動にも柔軟に対応

荷主側のデメリット

  • 現場を直接コントロールしづらい
  • 情報共有の不足による運用のずれ
  • 自社に物流ノウハウが蓄積されにくい

【求職者向け】3PL企業で働くとはどういうことか

3PL倉庫の現場管理が担う仕事

人員配置、進捗管理、生産性と品質の改善、荷主への報告など、現場管理(工程管理)の仕事は多岐にわたります。まさに現場の司令塔として、日々のオペレーションを支えるポジションです。

倉庫管理の仕事が実際にどのようなものか、もっと知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

3PLならではのキャリアの広がり

会社や配属によっては、複数の荷主や拠点に関わる機会があり、幅広い物流知識が身につきます。現場の課題を見つけて改善提案を形にした経験が、評価やキャリアにつながりやすいのも、3PL企業で働く大きな魅力です。

未経験から目指せる理由

3PLの現場管理で求められるのは、業界知識よりも段取り力やコミュニケーション力です。入社後にフォークリフトや衛生管理者などの資格を取得していくケースが多く、未経験からでも着実にキャリアを築けます。

物流業界で役立つ資格や、未経験からの成長ルートについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ|まずはカジュアル面談で不安を解消しませんか?

3PLとは、物流の企画提案から実行までを包括的に請け負う仕組みです。未経験からでもチャレンジでき、改善提案で成果を出せるやりがいのある仕事です。「もっと詳しく知りたい」「自分に合うか確かめたい」という方は、選考とは別に設けられているカジュアル面談(履歴書不要)を活用してみてください。

未経験から、“現場を動かす人”へ――。当メディアでは、物流という社会インフラの前線で、人と工程、時間と成果を見極めながら現場を動かす「現場管理(工程管理)」を目指す皆さんを応援するメディアです。経験の有無にかかわらず、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなることを願います。